モルタルにリシンを吹きつけた外壁は、新築5~6年もすると、かなり汚れてきますし、雨上がりのときに気づくように、防水性も弱くなってきますから、塗りかえる必要がでてきます。

1.塗料を選ぶ

塗料はモルタル、コンクリート壁、ブック塀などに塗る水性の外壁用塗料を使います。外壁用塗料には、骨材(砂など)が入っていて、凹凸仕上げになるものと被膜に弾力がありヒビ割れのでない弾性塗料と普通仕上げになるものがあります。塗料はふつう2回塗りですが、骨材入りや弾性塗料は1回塗りで仕上がります。塗装用具はローラーを使います。専用のローラーもあるのでお店に相談するとよいでしよう。

2.ホコリを落とし、ヒビ割れを補修する

外壁全体をかための手ぼうきなどでホコリや風化した表面を落とします。
外壁のはがれている部分などは、速乾セメントなどで補修しておきます。
ヘアークラック(毛すじほどのヒビ)は塗料で埋まります。大きなヒビの場合は屋外用充てん材で埋めておきます。

3.マスキングテ―プや古新聞で力バー

窓ワクなど、塗料がついて困るところはマスキングテープや古新聞でおおっておきます。また、壁の下の地面にも古新聞を敷いておきましよう。

4.ローラーで全体を塗る
ローラーで全体を塗る

隅の部分などは先にスジカイバケで塗っておき、全体をローラーで塗ります。
骨剤入りの塗料の場合は、図のようにローラーを押さえつけて、ゆっくりと、一方向にローラーを転がすと塗料が飛び散りません。
 

5.高いところを塗るときは
高いところを塗るときは

ローラーにつなぎ棒をつけて塗ります。ただし、骨剤入りと弾性塗料の場合、長柄のローラーでは押さえがきかないので、脚立などを使い、足場を工夫して塗ってください。