ふすま紙は家庭用としてノリつきのものが市販されています。はりかえ方はそれほど難しくないので自分ではりかえてみましよう。
1.まず左右のワクをはずします。
ほとんどのふすまは折れあいクギや木ネジでとめてあるので、
上から下の方向に軽くたたくと簡単にはずれます。上下のワクはクギ止めになっているので、ふすま本体とワクの間にワクはがしを差し込んではずします。
2.引手金具は上下のクギを抜くとはずれます。
これも専用の道具がありますが、ない場合はニッパーで代用できます。
ふすまの破れは茶ちりなどをはって表面を平らにしておきます。
ふすま本体、ワク、引手は番号をふっておくと組み立てるとき楽です。
3.ふすま紙はふすま本体の上にのせ、柄を見ながら位置を決め、
ふすま本体のサイズより1cm大きめに切ります。
ノリつきのふすま紙はスポンジでたっぷり水を含ませます。
ノリがついていない場合は障子、ふすま用ノリをうすめたものをノリバケで塗ります。
周囲2~3cmはいずれも濃いめのノリをつけます。
4.ノリづけ後、3~4分待ってからふすまを紙の上にのせ、
ふすまごとひっくり返し、なでバケで中央から外に向かって一気に空気を追い出し、はります。ただし、四隅はふすま紙を折りまげてから切ります。
5.引手部分は乾かないうちにカッターで切り込みを入れておきます。
その後ふすまを陰干しし、乾いてから引手金具をはめ込みクギで止めます。
最後にふすまのワクをはめ込みます。折れあいクギは必ずクギの向きをそろえ、一方をしっかり押さえながらたたき込むと、きちっとはまります。