古くなってきた柱や長押をきれいにするためには、従来アク洗いといって水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で洗う方法でしたが、手が荒れますし、専門家以外には無理です。しかし現在では家庭用として、白木用の漂白クリーナーがありますから、これを使ってきれいにすることができるようになりました。

白木用漂白クリーナーの使い方
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まず住まいの洗剤をぬるま湯に入れ、ぞうきんを絞って柱をよく拭きとります。
何度かゆすぎながら拭き、柱表面の手アカ、その他の落ちる汚れをよく落としておきます。
漂白クリーナーは液剤と粉剤がセットされていますから、これを指示どおり混合し、付属のハケで柱に塗ってから付属のブラシでこすります。そのあとかたく絞ったぞうきんで拭きとります。さらに混合液をもう一度塗りつけて10~15分ぐらいおいてから軽く拭きとっておきます。これを繰りかえしながら作業をすすめてください。
柱にしみ込んだ漂白剤が作用しているので、この作業の直後より、すっかり乾いた翌日のほうがきれいになっています。

汚れないようにするために

きれいになった柱を汚さないようにするためには、白木用のワックスで日常拭き込んでもいいのですが、白木専用の水性塗料を塗っておくとよいでしょう。
これは白木の表面を汚れや日焼けからまもる塗料で、二スやワックスのようにひからず、白木そのままの感じの仕上がりになります。ただし、この塗料は屋内用ですので屋外には使えません。

玄関の白木の柱もきれいに

白木用の漂白クリーナーは室内の柱や長押だけでなく、塗装されていない白木の家具や玄関の白木の柱などにも使えます。
汚れてきたらそのままにしておかず、白木用の漂白用クリーナーできれいにしてみましょう。見違えるほどきれいになります。
また、塗装されていない床や廊下、障子の桟にも効果があります。