住まいのメンテナンス 詳細

雨どいの水もれをそのままにしておくと外壁や土台が腐る原因になります。水もれの個所を確かめて、修理しましょう。

接続部分がゆるんでいる場合

接続部分がゆるんで、そこから水がもれている場合は、一度はずして接続部分に接着剤を塗り、再びはめなおします。
塩ビの雨どいの場合は、雨どい用接着剤が市販されていますので、それを塗って差し込んでおいてください。

ヒビ割れや穴は補修テープを貼る

接続部分がはずれない場合はアルミの雨どい補修テープを、周囲の汚れを落としてから巻くように貼っておきます。ヒビ割れや穴もこのテープで修理してください。

一部がこわれたという場合

軒どいやたてどいの一部がこわれたという場合、塩ビ製のものならば部品がDIY専門店などで販売されていますので、部品交換ができます。

まず、いたんでいる部分を取りはずし、金切りノコでこわれているところを切り取ります。そのあと新しいといを適当な長さに切り、新しいといと古いといを接続します。接続する場合、軒どいはパッチン継ぎ手を使用しますが、たてどいの場合はといつなぎを使用します。これらをつなぐとき、はずれないよう雨どい用接着剤でしっかり接着しておきましょう。

落ち葉がつまる

秋から冬にかけて、たくさんの落ち葉があります。家の近くに大きな木があるのはいいものですが、雨どいには大敵です。
そんなときのために雨どい力バーや落ち 葉止めを使うのもよいでしょう。

一部がこわれたという場合
古い障子紙をはがす

古い障子紙をはがすのには、はがし剤などを使い、ノリバケでノリの部分を湿します。一枚を湿し終わったら、次の一枚に移りますが、これが終わったところで、最初の一枚目の障子のノリのゆるみ具合を確かめて下さい。桟のないところの紙は透き通るようになっていますが、ノリの部分がこれと同じようになっていれば、完全にノリはゆるんでいます。まだ白い色をしているのなら、ノリは溶けていないわけですから、さらにノリバケで湿します。
ノリが完全にゆるんだなら、端を少しはがし、ゆっくりとはがしていきます。はがし終わったなら、ぞうきんで障子の桟に残ったノリをよくふきとり、日に当てないように、風通しのいいところで乾かします。このようにすれば障子は狂いません。

古い障子紙をはがす
一枚ばりの障子紙

最近では障子の桟の間隔(小間寸法)が次第に大きくなる傾向がありますし、変形寸法のものもでてきました。そこで一枚の障子を一枚の紙ではってしまうという、一枚ばりの障子紙というのが主流となってきました。これなら小間寸法を気にすることもないわけです。

1.一枚ばりの障子紙のはり方

まず紙を障子に当てて少し広げ、紙が曲がっていかないように、きちんとあわせてみます。端をセロハンテープなどで固定し、元のように巻きとってから、周囲のかまちや桟(骨)などにノリをつけます。この時、専用の容器に入ったノリを使うと桟へのノリ付けがとても簡単でしかもノリがはみ出すこともないのでたいへん便利です。

一枚ばりの障子紙はノリをつけ忘れたところがあると、あとでノリをつけることができませんから、ノリをつけるときは、よく注意して下さい。

2.障子紙を広げる

紙を障子の上にのせ、矢印のようにころがしながらはっていきます。

ノリの部分を指で軽くなぜて、紙を密着させるのは、ふつうの障子紙と同じです。
最後に余分の紙を切りとるのですが、障子には、手で探ってみると、少し低くなっている紙じゃくりがあるのですが、
ここで切ることになります。定規を当てて、紙が破れないように、カッターをなるべく寝かせて切ります。

なお、紙じゃくりがない場合は、6~7mmのところで切ります。霧を吹く場合はノリが乾いてからにしてください。

障子紙を広げる
アイロンではる障子紙

一枚ばりでもノリを使わず、アイロンではる障子紙というものもあります。アイロンふすまと同じように特殊なノリが塗ってあります。
アイロンではる障子紙はメ一カ一によってはり方やはがし方が異なりますので、はる時は説明書をよく読んでその指示に従ってください。ここではその中の一つを例にとり、はり方を説明します。

アイロンではる障子紙

紙を障子にのせ、曲がらないように注意してあわせ、まずA、B、Cの部分に、アイロンの先を当てて固定します。一枚ばりの要領で少し引っぱり気味にしながらころがし、障子にあわせて、A'、B'、C'の線で紙を粗切りにして下さい。少し紙を引っぱりながら、A'、B'、C'の順にアイロンの先端で仮どめします。紙にしわが寄ったり、たるみが出たら、とめたところにアイロンをあて、紙を引っぱるとすぐとれますから、なおしてもう一度とめます。次に、中心から周囲に向って桟全体にアイロンをあて接着します。紙じゃくり(ワクにある段差の部分)はアイロンの角できめこむように接着してください。最後に定規をあて余分な紙を切り取ってください。余分な紙の部分は、アイロンをあてながらはがしていきます。また、この部分に、最初からマスキングテープをはっておくのもよいでしょう。

アイロンの先を当てて固定

快適に暮らすための手助けとなる商品は住まいの中にいろいろとありますが、トイレにおいてそれを求めると、まず“温水洗浄便座"があげられるのではないでしようか。
“温水洗浄便座"は、JAS規格のほとんどロータンク式洋式便器に取りつけできますが、便座を固定する取りつけ具の固足方法がボルト式でないものや、ボルト式であってもその取りつけ穴の間隔が14cm以外の便器には取りつけできないので、取りつける前に今お使いの便器を確認しておきましよう。
取りつけは簡単にできますが、メーカーにより多少違いがありますので、取りつける際は説明書に従って作業してください。ここでは最近増えているタイプの取りつけ方法についてご説明いたします。

今ついている便座と便フ夕を取りはずします

1.水道の元栓を閉めます。

便器に固定

2.今ついている便座と便フ夕を取りはずします。

止水栓の上部を取りはずす

3.温水洗浄便座をボルトとナットで便器に固定します。

分岐バルブを取りつけます

4.モンキーレンチおよびマイナスドライバーを使って止水栓の上部を取りはずします。

それぞれの取りつけ部に接続

5.分岐バルブを取りつけます。

6.給水ホースを分岐バルブと便座のそれぞれの取りつけ部に接続します。

7.電源コードをコンセントに差しこみ、水道元栓を開ければ取りつけ完了です。

金属製、特に鉄でできている門扉やフェンス、手すりなどは、3~5年たつと塗料がはがれ、変色したり、赤サビがでてきます。これをそのままにしておくとボロボロになってしまうので、早めに塗りかえておきましよう。

1.はがれかかっている塗膜やサビを落とす
サビを落とす

古い塗膜がはがれかかっているところがあれば、金べラやワイヤーブラシではがします。
またサビの出ているところも広い範囲にわたってよく落とします。残っている塗膜とサビた部分に
段差ができているようなときには80番くらいのサンドペーパーでよくみがき、できるだけ平らにしておきましょう。
サビが落とし切れないときはタンニン酸の防錆剤を塗り、サビを防錆皮膜に変えてしまうのも一つの方法です。

2.サビ止め塗料で下塗りする
サビ止め塗料で下塗りする

サビを落とした部分は、サビ止め塗料で下塗りします。これを塗っておくと塗料のもちが違います。

3.鉄部用という表示のある塗料を使う

下塗りが乾いたら、鉄部用塗料、あるいは鉄部にも使えるという表示のある水性ツヤあり塗料、建物用、多目的塗料を塗ります。

4.スジ力イバケでていねいに塗る
ジ力イバケでていねいに塗る

塗るときは、スジ力イバケでていねいに塗ります。はじめに塗りにくい隅の部分を塗っておくと作業がしやすくなります。一度に厚塗りするとシワができたりするので薄めに2回塗りするのがコツです。

 タイル目地は古くなるとヒビ割れたり、ところどころ欠け落ちてくることがよくあります。これをそのままにしておくと、タイルがはがれてしまうので、気がついたらすぐ補修しましょう。ただし補修状況によって使う充てん材を次のように使いわけてください。補修するときは弱っている目地をクギなどでかき落とします。

たえず水がかかる場所
目地の汚れをよく落とす

タイルと浴槽のまわりのつなぎ目のように、たえず水のかかる場所には耐水性、耐熱性ともに抜群なシリコン系充てん剤を使います。ただしこれは使っているうちに黄ばんだり、黒い力ビが生えるというのが難点ですが、簡単にはがすことができるのでカビたら取りかえるようにしましょう。目地部がぬれているとよくつかないので、充分乾かしてから作業しましょう。

目地の汚れをよく落とし、充分に乾かします。

マスキングテープを充てん部の両脇にはる

マスキングテープを充てん部の両脇にはり、ノズルの先を目地にあて、押しつける感じで絞りだします。最後に付属のヘラで表面をならして仕上げます。

壁面
水をつけた指で押さえるようにしてならします

壁面の場合は目地セメントがよいでしょう。目地セメントに適量の水を加え練ってからかけ落ちたところ(あらかじめ水でしめらせておく)へ押し込みます。さらに水をつけた指で表面を押さえるようにしてならします。目地セメントはならしたときに余るように少し多めに作ります。

水をつけた指で押さえるようにしてならします。

広範囲の目地落ち
ゴムベラかゴムゴテで全体に塗りつける

広範囲にわたっているときも目地セメントを使いましょう。水で練った目地セメントをゴムべラですり込み余分なセメントを拭き取ります。

目地用のホワイトセメントを水で練り、ゴムベラかゴムゴテで全体に塗りつけます。

ぬれたボロ布で押さえるようにして拭き取る

ぬれたボロ布で押さえるようにして拭き取り、多少乾きはじめたころ、もう1度、そして完全に乾いてからと3回にわけて拭き取ります。