子供は大変好奇心が旺盛です。なんにでも興味をもつものですから、思いがけない事故が起こることがあります。ですから、あらかじめ起こりそうなことは考えて、予防しておかなければなりません。

引出しや開き扉にストッパーを

図は引出しや開き戸を、幼児が開けるのを防止するものです。ただ引っぱったのでは、カギ型の器具が噛みあって開きません。開けるには、少しあけてから、指で開き戸についているカギ型の器具を下に押し下げることが必要なのです。
幼児はなんでも口に入れますから、油断ができません。薬なども幼児が多量に飲むと危険なものもありますから、アメリカではこうしたものの保管場所に注意するのはもちろんですが、薬の容器そのものが、一度引っぱってから、逆方向にまわすと、初めて開くというように、幼児には開けられない工夫がされています。

引出しや開き扉にストッパーを
転倒防止も大切です

引出しを開けて、それを踏み台にして上り、上の引出しをあけるということも起こります。
二段重ねの家具や少し安定を欠く家具であれば、たちまち転倒します。
これは地震対策上も必要な家具転倒防止金具で、家具を固定することで防げます。

転倒防止も大切です
テーブルの角にも工夫を

テーブルの角がとがっているものも、注意が必要です。特にこのテーブルが幼児のひたいの高さであるときが、
もっともぶつかりやすいのですから、ぶつかっても安全なゴム性のコーナークッションをはっておきましょう。