玄関の上がりかまちには、マットが置いてあるのがふつうですが、ここに足をかけたとき、マットが滑ると、仰向けに転倒したりすることがあり、大変危険です。滑り止めになっているマットを使っていれば問題はありませんが、滑りやすいものは、滑り止めの処置をしておきましよう。

すベり止めネット

市販されているすべり止め用のビニールネットを上がりかまちに置き、その上にマットを置いておくというものです。
玄関マットより少し小さめに切って使います。

玄関先のすベり止め
玄関先のすベり止め

雨が降ったとき、玄関タイルがぬれていたためすべったという話もよくあります。
浴室の危険防止の項でもとりあげたすべり止めテープと同じもので屋外用のすべり止めテープがあります。
このテープをすべり易い所へ貼るのもよいでしょう。冬玄関先の氷った霜などですべるときは荒目の人工芝を敷きつめたり、
玄関先のタイルの上に置くのもよいでしょう。

手すりをつける
手すりをつける

最近の住宅事情から階段の勾配が急になる傾向があり、事故がおきやすくなっています。昇り降りをするとき、注意するのはもちろんのこと、事故がおきないよう、安全対策をしておきましょう。

階段に手すりをつけておくことも危険を防ぐ1つの方法です。すべりそうになったとき、足を踏みはずしたときなど、役に立ちます。特に老人や子供のいる家庭では、ぜひ取りつけておきましよう。

安全のために取りつける手すりは装飾性の高いものより、実用的なものを選びます。
それにはとっさのときに握ることのできる丸棒夕イプのものがよいでしょう。
手すりと取りつけ金具がワンセットになったものも市販されており、商品によって多少違いはありますが、ほとんどドライバーでビス止めするだけなので簡単に取りつけられます。取りつけ位置は、壁下地に間柱のあるしっかりビスがきくところ、高さは85~90cmのところに取りつけるとつかみやすいようですが、家族で確認してから決めるとよいでしよう。